かごバッグは育てる!?かごバッグのお手入れ法

ポカポカと天気の良い日には、かごバッグを手に外出したくなりませんか?丈夫で柔軟性があり、軽いといった利便性から、古くから各地で作られてきたかごバッグ。民芸品として残っているものはもちろんですが、今ではファッションアイテムとしてアパレルショップでもよく見かけますよね。

かごバッグは、上質なものなら何年も使い続けることができ、愛用者の間では「使う」ではなく「育てる」と言われます。しかし、保管方法が間違っていると、「育てる」ことができずに良い状態が保てないことも……。

今回は、かごバッグのお手入れ方法や、おすすめの保管方法についてご紹介していきます。

かごバッグは、様々な素材でできていて、それぞれ魅力が異なります。天然素材が使われている場合、主に水草やつる性の植物、ヤシ科の植物、トウモロコシの皮、ヘンプなどが用いられています。

かごバッグの保管で気を付けなければならないのが、型崩れとカビ。素材を編み込んで作られたかごバッグの形が崩れてしまっては、かごバッグならではの味わいを損ねてしまいます。また、カビが生えてしまうと、もはや取り除くのは困難で、処分せざるを得ないことになってしまうかもしれません。

しかし、かごバッグは折り畳みができないため、使用しない時の保管場所に困りますよね。大きなかごバッグは、それだけで収納スペースを占拠してしまいがち。無理矢理押し込んで保管していると、形が崩れて戻らなくなったという失敗に心当たりのある人も多いのではないでしょうか。

かごバッグの正しい保管・お手入れ方法とは

かごバッグ ささくれ

 

かごバッグは、上手にお手入れしながら使うと、しだいにより味わい深く、使いやすく「育って」いくと言われています。

ここでは、そんなかごバッグの正しいお手入れ方法と保管方法を説明していきます。

かごバッグのお手入れについて

●かごバッグの日々のお手入れ

かごバッグは、天然素材を編み込んで作っています。毎日使っていても、網目にホコリがたまりやすいため、定期的に取り除くことが大切です。特に、インテリアを兼ねて置きっぱなしで保管している場合、ホコリがたまってしまいがち。

 

かごバッグのホコリを取り除くときには、洋服ブラシが便利です。サッと網目に沿ってブラッシングすることで、ホコリがたまりにくくなります。その他、柔らかい布でからぶきするのも良いでしょう。

また、かごバッグは湿気が苦手です。よほど汚れが気になるとき以外は、からぶきに留めましょう。

●かごバッグの購入直後のお手入れ

新品のかごバッグは、どうしても編み込んだ素材の裁断部分がささくれて、ひっかけやすくなっています。かごバッグは使うほど馴染んでいき、ささくれも次第になくなっていきます。このことも、「育てる」と表現される理由の1つでしょう。

 

ひっかけ防止は、かごバッグを守るだけでなく、衣服などの擦れや傷を防ぐためにも重要です。使い始めて間もないかごバッグを持ち歩くときは、絹などのデリケートな素材の服を避けましょう。また、かごバッグのなかに入れるアイテムに傷がつかないように、内袋を敷くなどの対策も効果的です。

近年では、かごバッグにあらかじめ内布が敷いてあるものも多いです。もし、購入したかごバッグの内側に布が敷かれていない場合は、巾着などで対策すると良いですね。

●かごバッグは湿気に注意

かごバッグは、特に湿気に注意が必要です。雨の日は使用しないなど、ふだんから気にかけておきましょう。

 

もし、外出先で突然雨に降られるなど、不測の事態に直面してしまった時は、持ち帰ってから中身をとりだし、からぶきをして、風通しのよい場所でしっかりと乾燥させましょう。

今回は、かごバッグのお手入れ方法についてご紹介しました。かごバッグは、使うほど育つと言われます。使うことで、ささくれがなくなり、ホコリがたまるのを防ぎ、手の油によって色が濃く味わい深くなる、長く変化が楽しめるアイテムです。

ぜひ、正しいお手入れ方法や保管方法で、かごバッグを育ててみてはいかがでしょうか。

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